口にしづらかった「二人目不妊」のこと。

「二人目はまだ?」って言わないで。ワーママが 不妊治療で経験したリアルなドラマをお届けしています。

【産後うつ体験談】6年越しに「これが原因だ」と確信したこと。

こんばんは!

二人目不妊についてブログを書いているkekerinです☺️

今日は、お題「これまで生きてきて「死ぬかと思った」瞬間はありますか?身体的なものでも精神的なものでも」

に参加し、第一子の息子出産時に感じた産後うつの大変さと、その原因が6年越しに判明した話を書きたいと思います。

産後うつって何?

↑息子1歳の一升もちをした時の写真です。

重いけど、なんとか立ち上がって一歩進んだ後に泣いてしまい、その姿が可愛くて愛しく思ったことを覚えています。

 

つまり、1歳の時にはすでに産後うつの症状は消えていました。

わけもなく涙が出たり、辛くなったり、悲しくなったり。

不安に押しつぶされそうになったりなど、この頃にはなく、毎日育児のことで悩みながらも、ママ友と共有して笑い合うくらい元気になっていました。

 

そもそも「産後うつ」とはどんな状態のことを言うのでしょうか?

以下「公益社団法人 日本産婦人科医会 ホームページ」からの引用です。

産後うつ病はおよそ10%の罹患率があり、気分の落ち込みや楽しみの喪失、自責感や自己評価の低下などを訴え、産後3か月以内に発症することが多いです。

 

マタニティブルーズが通常は1-2週間でおさまるのに対し、症状は2週間以上持続します。マタニティブルーズがあった女性は産後うつ病発症のリスクが高まると言われています。

 

発症の背景要因として、うつ病の既往の他、パートナーからのサポート不足など育児環境要因による影響も大きいとされています。妊娠中から不安やうつの問題がおこっている場合も少なくないため、妊娠中からケアを行う必要があります。


 2019年現在、産後うつ病の早期発見と支援のため、産後の健診(産婦健康診査事業)によるEPDS(エジンバラ産後うつ病質問票)を用いたスクリーニングが開始されております。

 

EPDSでは診断することはできないので、うつ病の診断には精神科医の診断が必要となります。自殺念慮がある場合、自責感が強い場合、家事や育児などが行えない場合などは精神科医の受診が必要です。

 

そして治療には薬物療法だけでなく、パートナーをはじめとした家族や、医療スタッフ、地域の保健師などとの連携が重要となります。

引用元:

産後うつ病について教えてください – 日本産婦人科医会

 

 

出産は人生の中でも大きな出来事であり、「幸せであるはず」と思い込んでいた自分。

でも、産後の病室で息子と二人きりになった時「私はこの命を一生守っていけるのだろうか?」と、責任と重圧を感じて泣きました。

 

ただ、二人目の出産時には、こんな精神状態に1ミリもなりませんでした。それはなぜか。体験して感じたことをまとめたいと思います。

 

産後うつの最大の原因:産院選びの失敗

私は産院を選ぶ時、こんなことを理由に選びました。

  1. 家から近いか
  2. 病院は綺麗か
  3. 個室で過ごせるか

 

フルタイムで働いていたことや初めてだったこと、もとより産院について「豪華なところで産みたい」などのこだわりがなかったこともあり、

大きい病院ならいいや!と、当時建て直して綺麗だったA病院に決めました。

 

どの病院もプロなんだから、そんな違いはないだろう。そんな風に思っていました。

が、これが大きな間違いでした。

産院選び失敗の理由①:バースプランをしっかり考えていなかった

母乳かミルクかも、母乳が出れば完母でもいいし、もし出が悪いなら、全然ミルクも足して混合で良い、という考えを持っていました。

友人の体験談を聞いて、両方にメリットデメリットがあるし、だったら混合で良いのでは?と感じていたためです。

 

ですが、私が選んだ産院は「母乳推奨」「完全母子同室」「完全個室」の産院でした。

 

母子同室も幸せいっぱいだろうと、頭の中が花畑でした。

 

産院選び失敗の理由②:9ヶ月で逆子が治らず予定帝王切開になった

帝王切開になったことも、この後産院選びが失敗したと感じる大きな理由となっていきます。

それは、参加したお題にもある、「死ぬかも」と一瞬思った出来事になっていくからです。

(実はこれは第二子出産でもあったのですが…。それはまた明日更新しますね!)

 

第一子の産院は帝王切開で出産した場合、出産してすぐにちょこっと赤ちゃんと会った後、次に会えるのは大分時間が経ってからでした。どれくらいかというと、朝10時頃に出産し、17時頃に病室で会えるイメージです。

 

手術室で初めて見た時は、玉のように輝いて見えました。黄金のオーラというか、なんと表現したら良いのかわからないのですが、「綺麗!なんてかわいいの!」と声をかけました。

その後病室に戻った後、次々に体に異変が起きます。

帝王切開後の異変

母と夫がベッドの横に来てくれていました。

無性に喉が渇くのですが、術後なので水は飲めません。

でも異様に喉が渇くのです。

さらに、武者ぶるいが酷かったです。

これは悪寒旋律といいます。

 

第二子出産の産院で教えてもらったのですが、この二つは原因があり、

1つは、出血が多かった事。2つ目は、手術中に体温が下がり過ぎた事が原因だということでした。

 

もちろん出産後、看護師さんにこの二つを相談しても、この原因について教えてもらえるわけでもなく、ひたすら5時間くらいこの症状に悩まされます。

 

今思い出してもすごく辛かったです。

 

この症状が和らいだのは、我が子と対面した時。

夕方に看護師さんが連れてきてくれて、初めて授乳をしました。

初めてのはずなのに、頑張って飲もうとする息子。

もう可愛さと愛しさで、息子といる間だけは、術後の痛みも喉の渇きも悪寒旋律もみんな吹き飛んで行きました。

 

ところが、私が帝王切開をしたばかりということもあり、起き上がれないので、息子はすぐに連れていかれました。

 

母にお願いして口をゆすがせてもらったりしながら、なんとか喉の渇きとも戦い、翌日を迎える事ができました。

 

翌日はもう歩行訓練となります。尿道のカテーテルを外すために、歩いてトイレに行くことが目標です。

 

多少ふらつきながら、トイレに行く事ができたのですが、手術中の出血量が多かった私は、貧血という事で看護師さんから「トイレもまだ介助が必要だから、カテーテルは取るけど、行く時はナースコールしてくださいね」と言われる状態でした。

産院選びがなぜ産後うつ回避に重要なのか?

私が6年越しに産院選びに失敗したと強く感じたのは、私を担当した助産師さんや数名の看護師さんの存在でした。

 

そんな貧血でふらついていた私ですが、2日目には、完全母子同室になりました。

そして「母乳推奨医院」という点もあり、苦しい日々が始まりました。

 

2日目、昼間を担当してくれた看護師さんはとても優しい方々でした。

「トイレ大丈夫?一緒に行きましょうか。」

「赤ちゃんの上げ下ろしも自分でしたら倒れて危ないから、絶対ナースコールしてくださいね!」

など、私の貧血を考慮した対応をしてくださいました。

 

ところが、夕方以降に担当の方が変わり、同じようにナースコールで赤ちゃんの上げ下ろしを頼んだ時に、衝撃的なことを言われたのです。

あのさ、頭使ったら?

息子を担当してくださった助産師さんが夕方の方でした。

ナースコールで「授乳したいので、赤ちゃんの上げ下ろしの補助をお願いします」と連絡したら、「え?ちょっと待ってね」と言われ、待ちました。

 

病室を開けて第一声目です。

 

「あのさ、頭使ったら?」

 

と言われました。

彼女がいうには、みんな忙しくて、その度に来ていられないから、ベッドから立たなくても済むよう、手の届くところに全部を配置すれば良いということでした。

 

赤ちゃんのコットとテーブル、テレビの位置、トイレに行くときに使う点滴台。

それをベッドの周りにギュッと運ばれました。

 

「これでもう一人でできるね!甘えないで頑張ってね!」

 

と言われました。

それから私はナースコールがしづらくなりました。

一人でなんとかしないと。

甘えてるって言われる。

みんな忙しいから呼んだらいけないんだ。

 

そんな風に感じていきました。

 

ミルクを足してもらえない

貧血も落ち着いてきた頃。

息子が泣き止まずにすぐに起きて体重も減ってきています。

これはまだ母乳が出てないから、お腹が空いて泣いているのではないか?

そう考え、ミルクを足したいと言いました。

 

ところが、10ml増やすのにも

「母乳は諦めるの?」

「母乳を飲ませるのが一番いいのに、ここで諦めていいの?」

と言われたり、

ナースコールでミルクを頼むと

「で?何mlにするの?はぁ…」

と言われたりしました。

 

泣き続け、寝ない息子。

辛くて限界を迎えた頃、また2日目の昼間担当してくださった看護師さんが担当になってくれました。

 

その時に思い切って相談しました。

 

「このままでは、生まれてから体重が減っても大丈夫な範囲を超えて減ってしまいそうです。心配なのでもっとミルクを足したいんです。」

 

泣きながら相談しました。

すると、

「確かにこのままでは減っていってしまいますね。お胸の様子を見るのと、ミルクを足す量を増やしましょう!」

と言ってくれました。

 

母乳推奨医院が、どこまで母乳推奨なのか。

もっと調べてから決めればよかったと思いました。

そして、完全母子同室の産院は、私には合わないんだと、この時知ったのでした。

 

赤ちゃんと二人きりで過ごす時間が不安と恐怖に

正直、産院にいた時間は一言で言うと地獄でした。

本当に辛かったです。

スパルタ母乳推奨、完全母子同室で、シャワーの時に預けるのでも小言を言われ…。

退院の時にはすっかり自信喪失していました。

 

赤ちゃんと二人になったらやっていけるのだろうか?

これから里帰りして、母がいない時間どうしよう。

 

そんな風に感じていました。

 

母は仕事をしていたので、仕事の時間に何かあったらどうしようと思うことや、夜間も赤ちゃんの呼吸音だけで眠れない日々が続きました。

 

よく一人でシクシク泣いていました。

 

もう辛い。辛い。そんなことを考えてばかり。

この期間が私の人生のトップオブトップの精神的にも身体的にも

お題「これまで生きてきて「死ぬかと思った」瞬間はありますか?身体的なものでも精神的なものでも」

的なエピソードです。

 

6年越しに産後うつは「これが原因だ」と確信したこと。

実は、どうしてこれが一番の産後うつの原因だと確信したかというと、二人目出産の時の産院が最高だった事で気づきました。

簡単に言うと、「まともな世界で産めた」そんな感覚です。

 

バースプランを正直に書きました。前回辛かったこと、今回もこんな風になったら嫌だと考えている事などです。

 

その不安要素全てヒアリングの上、説明してくださり、払拭してくださりました。

第二子は選択的母子同室だったので、寝たい時には預け、一緒にいたい時には一緒にいることができました。

 

おかげですぐ体は回復。

そしてメンタルももちろん安定していて、家に帰ってからもいつもの自分で赤ちゃんと過ごせました。

 

あの地獄体験は何だったのだろう。

そう、今思い返しても、全く必要のない苦行だったのです。

 

二人目の出産前の検診時に看護師さんに言いました。

「こんなに甘えて、ワガママ言って、本当はダメなのではないでしょうか?」

そしたら看護師さんが

「何言ってるんですか!私たちは、退院したらもう、お手伝いすることはできません。したくても、できなくなるのです。だから、ここにいる間は、好きなだけ頼って、甘えてください!退院したら、忙しい毎日が待ってるんですから。」

と言ってくださったのです。

 

産後のママは心身ともにヘトヘトです。

赤ちゃんはママの涙じゃなくて、不安な姿じゃなくて、笑顔と幸せな温かい気持ちを待っているんです。

 

これから出産を考えている方々が、産院選びに成功し、しなくていい苦労なんかせず、幸せな気持ちで出産できますように、と心の底から、人一倍願っています。

不妊治療に行くのはいつから?2人目不妊について。

2人目不妊。本来なら、このような時に言うようです。

お一人目は自然に妊娠できたのに、お二人目がなかなかできない。そのような状態を『二人目不妊』と言います。二人目不妊の定義は、「一人目の産後の母乳期間を終了してから、避妊をせずに夫婦生活を続けているにも関わらず1年以上妊娠に至れない状態」のことを指します。

引用元:桂川レディースクリニックWEBサイト
https://katsuragawa-lc.com/fertility/treatment/secondary/#:~:text=%E3%81%8A%E4%B8%80%E4%BA%BA%E7%9B%AE%E3%81%AF%E8%87%AA%E7%84%B6,%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E6%8C%87%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
参考:エレビットWEBサイト
https://www.elevit.jp/ninkatsu/articles/worries/second-child/

私の場合には、2人目不妊だと気づいたのは第一子出産から4年が経ってからでした。

不妊治療を始める目安にしていたこと

夫と本気で妊活を再開しようと決めてから、自治体の子宮がん検診を受けに、家の近くのレディースクリニックに行きました。そこで、妊娠を真剣に考えている旨を伝えたところ、

「年齢が高齢出産であることから、なるべく早めに不妊治療専門の産婦人科にかかる事をオススメします。最長でも、6ヶ月自然妊娠しなかったら、行った方が良いです。」

とご助言いただきました。

この話を聞いたとき、なぜか私の中でハードルの高かった「不妊治療外来」について、そんなに早くに行かないといけないのかと思いつつも、一つの指標としていました。

私の場合のケース

私の場合は、こんな経過や理由がありました。

  • 出産〜1年:子育てが大変。夫も協力してくれてはいるが、「自分の時間が無い」などと言われ、気持ちのすれ違いが顕著。
  • 1年〜2年:子どもを保育園に入れたいタイミングで引っ越しが決まり、保育園難民に。保育園難民のまま、職場復帰は難しく、ありがたいご縁があり、フリーランスに。イヤイヤ期と夜泣きがピークで精神的にこたえていた。1年目のすれ違いも引きずりながら完全にレスに。
  • 2年〜3年:レスを完全に吹っ切り、気持ち的に「2人目はもういいかな…」と思う心理変化。子どもがプレから幼稚園に入り、仕事に没頭する。
  • 3年〜4年:オムツもとれ、意思疎通もだいぶ出来るようになり子育てが少し楽になる。夫婦お互いに、「やっぱりそろそろ2人目欲しいかもね」となり、夫婦生活が復活する。

夫婦生活がまともに復活した時、すでに私は39歳、夫は44歳でした。

この時お互いにレスという自覚がありました。そのため、まずはレスを解消するべく、環境の整備から行いました。

というのも、当時、夫と私は息子を挟んで川の字で寝ており、正直そんな環境ではありませんでした。
妊活において、メンタルはとても重要で、環境の影響は大きいと考えます。例えば、不妊外来でタイミング法が始まると、「今日タイミング取って」と言われます。そんな時に、すぐに対応できる環境であれば、スムーズに進みますが、お互いに何か気になっていることがあると、今回は見送ろう…と、せっかくチャレンジしようと決心していたにも関わらず、環境のせいで腰がどんどん重くなってしまいます。

環境の整備ができていれば、あとは自己流でもクリニックの指導でも、安心して進めます。
実体験としては、この「安心」がストレスなく妊活を続ける秘訣だと感じています。

基礎体温とアプリによる自己流のタイミング方で挫折

最初はお互いに日々の仕事が多忙を極めており、自己流でタイミングを取っていました。
でも年齢的にかなり厳しい時期と以前相談していたクリニックで言われていたため、6ヶ月うまくいかなかったら、不妊クリニックに行こうと夫と話していました。

その後、6ヶ月うまくいかず、不妊クリニックへ。不妊クリニックで受けたスクーリングで甲状腺ホルモン異常が見つかり、さらに1年間のロスタイムが入ります。

甲状腺のホルモンが落ち着いてから、妊活を無事に再開できる事になり、「卵管造影」をするところから再開していきました。

「卵管造影」からの再開からさらに6ヶ月。不妊治療クリニックの指示のもと、タイミング法にチャレンジしましたが妊娠しませんでした。

これを考えると、やはり私たちは2人目不妊なんだなと思いました。

あれ?おかしいなと思ったら受診を

健康診断で何も引っかからず、私は健康でしたが、夫婦のすれ違い期間や甲状腺のロスタイムもあり、年齢は妊娠を考えると高齢出産と言われる年齢から5年も経ってしまいました。

もし、あと5歳若かったら。焦らず甲状腺治療ができたのに。焦らず不妊治療ができたのに。そんな風に考えてしまっていました。

私たち夫婦の場合には、1人目出産の前は2人目は早めに欲しいと意見が一致しておりました。
その後すれ違いがあり、こんなにも時間が経ってしまいましたが、もっと早くちゃんと話し合っていれば、と考える事もあります。その時その時、私はできる限り話し合おうよと、語りかけてきたと思っていますが、それでも後悔もあります。

それはどこかで、

1人目は計画的に簡単に妊娠出産できたのだから、2人目もすぐできるよ。

と夫に言われて、私もそう考えてしまっていたからだと思います。

2人目不妊と気づいた時、楽観的であればあるほど、「まさか自分が」と思うかと思います。
「もしかしたら自分も」と考えて、夫婦で話し合ったり、クリニックにかかったり、妊活に関しては、早め早めに行動できたら良いと考えます。
お題「もっと早くやっておけばよかったと思う事」

【二人目不妊:解決策1】家族で寝るのをやめました。

お題「思い切ってやめてみた事」

言いづらい、夫婦生活の話

こんにちは!

現在は15時ちょっと過ぎ。皆さまの時計は何時を指しているでしょうか?
私はこれからオヤツをいただこうと思っています。

 

突然ですが質問です。皆さまは、家族で寝ていますか?


今回のテーマは、

【二人目不妊:解決策1】家族で寝るのをやめました。

です。

 

と言うのも、私は、寝る場所と二人目不妊とは、とても関わりが深いと考えています。

そして、寝室改善に取り組んで良かったと思うと同時に、もっと早くに取り組めば良かったと思っています。

 

ただ、寝室改善の提案については、上記の漫画の一コマのように、私にはとても言い出しづらいことでもありました。

 

寝室の環境とセックスレス

寝室改善の前に、まずは触れたいことがあります。それは、「日本の夫婦はセックスレスが多い」という事です。

SNSなどを見ているとそういう情報が多いですが、それは本当なのでしょうか。

 

最近のアンケートを調べてみました。その結果を見ると、男女1000人中、600人以上の方がセックスレスだと回答していて、有効回答数の半数以上を占めています。

 

▼参照したのは、下記アンケートです。

prtimes.jp

 

上記のアンケートの記事を読んでいくと、その原因の中で多かったのが、今回の記事に関係している「子どもが生まれてからなんとなく」…という意見。

 

なぜ子どもが生まれると、セックスレスになるのでしょうか?

 

なぜ子どもが生まれるとセックスレスになるのか?

理由1:子どもが生まれるとそれどころじゃなくなる。

夫婦二人だけだった時からの、大きな環境の変化といえば、子どもの誕生です。

引越ししても、仕事を変えても、食う寝る遊ぶについてそこまで変化は起こりませんが、子どもが生まれると一気に変わります。

  • 睡眠時間
  • 食事のリズム
  • 生活の優先順位

などの変化がある中で、睡眠時間という心身の働きにダイレクトに影響を及ぼすものが変化します。

 

子どもが生まれるまでは、寝たい時に眠れました。

しっかり休みの日もありました。

ところが、保育園や幼稚園などに通うまでの期間、そういう自由が突然きかなくなるのです。

 

これは私たち夫婦にとって大きな出来事でした。

もちろん、生まれる前から知識としてはわかっていました。

我が家の場合は第一子の息子の夜泣きがものすごかったので、

実際にはその予想よりも大幅に心身の疲労度は凄まじかったです。

 

ただ、子どもが生まれたからといって、睡眠時間の変化はあるものの、我が家のような大幅な睡眠不足に陥るかは、一概にはそうとは言えません。

 

というのも、夜よく寝る子もいるのです。

つまり、子どもの生まれ持った個性によって、左右される部分でもあるので、

プレママ・パパの方には決して怖がり過ぎないでいただけたらと思います。

 

理由2:睡眠不足によって溜まる疲労感

皆さま、「マミーブレーン」というのはご存知ですか?

産後のママは、集中力低下や物忘れがひどくなるという状態なのですが、この原因はなんでしょうか?

 

原因ははっきりとはわかっていないようですが、医師監修の下記の記事ではこのように記載してあります。

 

産後は慢性的に睡眠不足で、慣れない育児で精神的にも肉体的にも余裕がない状況です。そんな中でさまざまなことに気を配り、気の抜けない日々を過ごしているのですから、全てのことで万全とはいかないのも仕方のないことでしょう。

woman.mynavi.jp

 

慢性的な睡眠不足。

私はこの影響を強く感じていました。多くの男性は、赤ちゃんが泣いても寝ていると聞いていたのですが、我が家の場合は夫もやはり、睡眠が断続的になっていたこと、また、転職したてで、疲労困憊な日々でした。

 

こんな状態では、「それどころではない」というのが本当のところです。

 

我が家のレスは、どちらかが拒否をする、というより、両方が誘わない、という状態になっていました。

 

ところが、「子どもが欲しい」という気持ちはまた別で、自分も誘わないのに子どもが欲しいなとは思っていました。

 

話し合う中で判明した「寝室問題」。

皆さまにとって、セックスレスというのはどれくらい重要ですか?

 

私にとっては、離婚を考えてもおかしくないものでした。

 

どうしてかというと、それは欲を満たすものや愛を確かめるなどの話と少し逸れてしまうのですが、

 

誤解を恐れずに言うと、

なんであなた主導で子どもの数を決められないといけないの?

と言うような考えが一番近いと思います。

(もちろん夫婦の愛情表現でもあるのはそうなのですが。)

 

私は第一子を帝王切開で出産しており、その出産後2年くらいは間を開けると安心ですと、担当医に言われていました。

そのため私としては年齢のこともあり、息子が2歳の時には妊活再開したかったのです。

 

一度その時に話をしました。ところが、何を言っても、暖簾に型押し。

彼は「まだそう言う時期じゃない」と言うばかりでした。

 

確かに息子2歳を超えても夜泣きが酷かったです。でも、

子どもは二人だよね、と結婚前に話していたので、契約違反だと感じました。

二人欲しいのに、なんで?と、悲しくなりました。

 

この話し合いの時に、一度私は諦めたのですが、息子が4歳になった時に、やっぱり諦めきれずにもう一度話し合おうと決心しました。

 

そこで夫がぽつりと言い出したのが、「寝室問題」だったのです。

 

寝室問題とは?

私たち家族は、クイーンサイズ(200cm×200cm)に三人で寝ていました。

夫と私の間に息子を寝かせ、みんなで絵本を読んだりしながら、寝ていました。

家族で川の字で寝ることに憧れもあったので、むしろ当たり前だと思っていましたが、それがむしろ問題だったのです。

 

夫は「息子がいるところで妊活(夫婦生活)はできない」

と言いました。

 

そこで、はっとさせられました。

 

自分の願望(二人目が欲しい)と言うことばかりにフォーカスしていて、相手を見ていなかったと。

 

それから話し合い、寝室を分ける提案をしました。

 

私の中で、家族で寝ることは大切だと思っていました。

夫と寝室を分けたら、夫婦がうまくいかなくなるのではないか、と謎のこだわりがあったのです。

そのため、この提案は私にとってはかなり苦しい提案でした。

 

息子にも、パパに甘えて欲しいし、温もりを感じて欲しかった。

でもそれは何も寝室を共にすることだけではないなと思い直しました。

 

そして、なぜか、寝室が同じ方が、夫婦としてもいいと思っていました。

その方が夫婦生活としてもいいだろうし、寝室が同じことは目に見えない絆(今思えば説明ができないくらい変な思想なのですが)があるに違いない。

そう思っていました。

 

ですが、提案して、すぐにベッドを買いました。

そしてすぐに夫婦別室にしてみたのです。

 

思い切って、家族で寝るのをやめてみた結果

強いこだわりを持っていた、家族で寝るということ。

これにより、次の効果がありました。

  • 寝るスペースが広くなり、睡眠の質が上がった。
  • 妊活のタイミングを測る日が計画しやすくスムーズになった。
  • 寝る前の本読みなど、自分の没頭する時間が確保できた。

夫婦二人とも、心身ともに二人目不妊への解決の第一歩を踏みだせたのでした。

もし、夫婦の営みにお悩みの場合、実はお互いの魅力などではなく、環境の方が大きな影を落としている場合があります。

 

私の思い切ってやめてみたこと、「家族で寝るのをやめる」。

これにより、不妊治療の第一歩、タイミング法に向けて、やっとスタートラインに立てた大きな決断となりました。

 

二人目不妊についての漫画を描いています。

最近季節外れの学級閉鎖でなかなか更新できていませんが、明日か明後日には更新予定です^^何かない限り、毎日更新を予定しています。

 

futarime-funin.jp